令和6年度(2024年度) 社会保険 算定基礎届の手続きの流れを解説いたします!
令和6年度(2024年度) 社会保険 算定基礎届の手続きの流れを解説いたします!
「算定基礎届」とは、健康保険および厚生年金保険の被保険者のその年の9月(10月納付分)~1年間分の社会保険料を決定するために日本年金機構に提出する書類です。
この届出書を提出せずにそのままにしておくと、従業員の毎月の社会保険料の他、老齢年金・傷病手当金等の給付額の決定についても正しく行うことができません。
また、年金事務所からの調査で保険料未払いや誤りがあった場合は、2年前まで遡って不足分を一括で納めることになりますので、正しく届出を行いましょう。
◆届出期限
令和6年度(2024年度)社会保険の算定基礎届の提出期間は7月1日(月)~7月10日(水)です。
届出関係書類は、6月中旬、管轄の年金事務所から事業所宛にて以下の書類が届きます。事業所に封書が届いたら早めに中身を確認しておきましょう。
【在中書類】
- 被保険者報酬月額算定基礎届
※会社名・所在地のほか、5月上旬時点で加入している被保険者の氏名・生年月日従・従前の標準報酬月額は印字された状態で届きます。 - 厚生年金保険70歳以上被用者 算定基礎・月額変更・賞与支払届
- 被保険者報酬月額変更届
- 郵送提出用封筒
◆対象者の確認
算定基礎届において対象となるのは、基本的に7月1日時点で在職中の全ての社会保険被保険者及び70歳以上の被用者です。
なお、届け出についての詳細は、日本年金機構HP内の「定時決定(算定基礎届)」でも確認することができます。
【算定基礎届対象者】
- 育児・介護等で休業中の方
- 療養中の方
- 2か所以上勤務者
- 70歳以上の方
【算定基礎届の届出が不要の方】
- 6月1日以降に資格取得した方
- 6月30日以前に退職した方
- 7月改定の月額変更届を提出する方
- 8月または9月に随時改定が予定されている旨の申し出を行った方
◆標準報酬の算出・記入
各対象者の4,5,6月に支払われた報酬の額と、支払い対象の基礎となった日数をそれぞれ記載します。
【日本年金機構「算定基礎届の記入・提出ガイドブック 令和6年度」】より
届出後、決定した標準報酬月額に基づき新しい保険料は、9月(10月納付分)から適用されます。
◆提出について
【提出方法】
- 郵送(算定基礎届出用紙に同封されている返信用封筒にて送付します)
- 窓口持参
- 電子申請・電子媒体(電子申請・電子媒体申請 お問い合わせ先)
【提出するもの:郵送/窓口持参の場合】※は対象者がいる場合
- 被保険者報酬月額算定基礎届(70歳以上被用者算定基礎届)
- ※被保険者報酬月額変更届(70歳以上被用者月額変更届)
- ※厚生年金保険70歳以上被用者 算定基礎・月額変更・賞与支払届
- ※二以上事業所勤務者算定基礎届
二以上事業所勤務者用の郵送による届出は、通常の算定基礎届と混同しないように専用の封筒にて送付します。
【提出先】
>>詳細リンクはこちらからご覧ください「日本年金機構 算定基礎届の記入・提出ガイドブック 令和6年度」